6月15日 今日のディボーション箇所:出エジプト記40章

 

~主の栄光が幕屋に満ちる

40章は、「幕屋の完成」と「主の栄光の臨在」が頂点に達する章であり、出エジプト記全体のクライマックスです。 

 

1. 幕屋を建てる日が定められる

第一の月の一日に幕屋を組み立てよ、と神がモーセに命じます。

これは「新しい始まり」を象徴し、イスラエルの民の歴史が再び神と共に歩み出す日となります。

 

2. 幕屋の配置と聖別

モーセは神の指示どおりに、

・契約の箱を至聖所に安置し

・供えのパンの机

・燭台

・香の祭壇

・焼き尽くす祭壇

・洗盤 

を正しい位置に置きます。

その後、

幕屋と器具すべてに油が注がれ

アロンとその子らにも油が注がれ、祭司として聖別されます。

 

3. 主の栄光が幕屋に満ちる

幕屋が完成した瞬間、

雲が会見の天幕を覆い、主の栄光が満ち、モーセでさえ中に入れなかった 

と記されます(40:34–35)。

これは、

・神が民のただ中に住まわれる

・契約が回復された

・神の臨在が旅路を導く

ことの象徴です。

 

4. 雲と火による導き

以後、

・雲が上がれば出発し

・雲がとどまれば民もとどまる 

昼は雲、夜は火の柱が民を導きました。

 

■神学的・象徴的な意味

● 創造の完成との響き合い

幕屋の完成と祝福は、創世記の「天地創造の完成」と並行する構造を持ちます。

神は秩序を整えられ、そこに臨在される方であることが強調されます。

● 神の臨在(シャカイナ)

雲と火は神の臨在の象徴。

神は遠く離れた高みにではなく、民のただ中に住まわれる方です。

● 人の働きを通して実現する神の計画

職人たちの忠実な働き、モーセの従順さを通して、神の計画が形となります。

「主が命じられたとおりに」という言葉が繰り返されるのはそのためです。

 

■出エジプト記の振り返り

118章:出発と救出    

モーセの召命、十の災い、紅海の奇跡、荒野への旅                

神が奴隷の民を自由へ導く「救いの神」

1924章:契約の締結  

シナイ山で十戒と律法が与えられる            

神と民の間に「契約共同体」が成立

2540章:幕屋と臨在  

幕屋の設計・建設、祭司の聖別、栄光の雲の降臨   

神が民のただ中に「住まわれる」ことの象徴

 

主題

・解放(Exodus 

エジプトの圧政からの脱出は、神の力による「救いの原型」。

→ 新約ではキリストの救いの予表とされます。

 

・契約(Covenant 

シナイ山で神と民が結ばれる。

律法は単なる規則ではなく、神の臨在にふさわしく生きるための道。

 

・臨在(Presence 

幕屋に満ちる雲と栄光は、神が遠くではなく民の中に住まうことを示す。

→ 神の「共にいる」約束の完成。

 

*************

主よ、

奴隷の地に沈む者を、あなたは呼び起こされました。

苦しみの叫びを聞き、

水の中に道を開かれました。

 

あなたの杖は海を裂き、

あなたの風は乾いた地を現しました。

民は渡り、敵は沈み、

あなたの右の手は勝利をもたらしました。

 

荒野にて、あなたは雲と火となり、

日には影を、夜には光を与えられました。

渇く者に水を、飢える者にパンを、

疲れた者に律法の言葉を与えられました。

 

シナイの山は震え、

雷鳴の中にあなたの声が響きました。

石に刻まれた十の言葉は、

天と地の契約の印となりました。

 

しかし民は金の像を造り、

あなたの栄光を忘れました。

それでもあなたは怒りを越えて憐れみを示し、

モーセの祈りを聞き入れられました。

 

あなたは再び契約を結び、

幕屋を建てる知恵を与えられました。

職人の手は金と青と緋の糸を編み、

あなたの住まいを形づくりました。

 

そして第一の月の朝、

幕屋は立ち、油が注がれ、

雲が降り、栄光が満ちました。

モーセは顔を覆い、民はひれ伏し、

あなたの臨在が荒野に戻りました。

 

主よ、今日、

私たちの内に聖霊が住まわれ、

私たちの歩みを導いてくださっていることを感謝します。

 

出エジプトの旅は、

御国の完成を目指して今も続きます。

あなたの契約の言葉が、

   私たちの道を照らす光でありますように。 

 

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